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薬学講座(12)要因分析に基づく褥瘡ケア-緩和ケアとしての褥瘡ケア-
「治癒あるいは改善」の場合には、疼痛、呼吸困難、倦怠感、浮腫などの症状を取り除く、あるいは緩和することが最も重要なケアとなる。これら終末期がんの症状を除去あるいは緩和することで、体圧分散ケアの実施が可能となり治癒あるいは改善が達成される。並行して創傷の治癒過程をスムーズに進めていくための褥瘡治療を行う。「褥瘡感染の防止および苦痛の緩和を目標とする場合」には、すでに行っている疼痛緩和や呼吸困難対策など、症状緩和対策を可能な限り継続して行っていく。その上で薬剤などによる褥瘡感染防止のための管理、褥瘡治療やケアに関連する苦痛の緩和を行う。
薬学講座(11)在宅褥瘡における薬剤師の役割
今回は人手、物品、時間、お金等が不足しやすい在宅での褥瘡治療に薬剤師が関わる必要性と工夫、多職種との連携の重要性を症例を交えてお話したい。在宅医療に薬剤師が関わることの重要性は頻繁に耳にするが、実際に在宅に出かけている割合はまだ多くないと思われる。褥瘡治療をきっかけに、在宅医療に関わる薬剤師が増えていくことを願っている。
薬学講座(10)褥瘡チーム医療に薬剤師が関わるほんとうの意義って?-薬剤師の視点を活かした外用療法とフィジカルアセスメント- 

薬学講座(9) 総論